仮想通貨関連サービスの法的対応

セカンドライフ内証券取引所CapEXにとんでもない事態が発生しており、10月末日よりすべての取引を停止しています。
といっても、なんの事やらとか関心のない人が多いでしょうけどw

・Capital Exchange Suspends Activity Until Further Notice:SL Capital Exchange
http://www.slcapex.com/home/story/system/8580

今年7月にセカンドライフを運営するリンデンラボから利用規約変更が発表され、セカンドライフ内でスキルゲームを提供する業者は、新たな規約に準拠しなくてはいけなくなりました。
詳しくは過去の記事「セカンドライフの度重なる利用規約改正。あぁ・・・。orz」でどぞ。

この発表をうけてセカンドライフ内証券取引所CapEXでは専門の弁護士を雇い入れ、リンデンラボに対して必要書類を提出してきたのですが、いまだCapEXが証券取引シミュレーションゲームというスキルゲームだとリンデンラボより認可されておらず。
利用規約実施期限の10月末日に自発的に運営を停止。
リンデンラボからの認可を待っているという状態です。

これまで、セカンドライフはゲーム内で流通する仮想通貨リンデンドルを通してマネーロンダリングに利用された経験から、法的準拠を厳しく行ってきており、今回のスキルゲームに対する締め付けも、国や州によって異なるギャンブル性のあるゲールに対する規制に適応するためだと思われます。

さっき投稿したXNFTradingの方針変更もそうですが、仮想通貨関連サービスはそもそものスタートがまだ規制のない状態からのスタートであり。
またそのサービスが、それぞれの国が抱える法的規制を越えてグローバルに人々を繋ぐサービスでもあるわけで。
サービスの継続にあたって、仮想通貨を取り巻く法的規制の変化にも対応していかなければならず。
なかなか大変なんだなあ、と思う今日この頃。

というか、以前KYC(顧客の身元確認)を行うと言っていたリップルトレードジャパンさんが、いまだKYCを実施していないのが気になります。
仮想通貨ではなく法定通貨である円を、1週間で約1,000万円動かしているRippleゲートウェイなのですから。。。

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2 comments

  1. Noru より:

    あんまり規制規制ってセカンドライフって衰退していかないのかな?

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