リンデンラボの新通貨政策は第三者リンデンドル取引禁止っぽい

セカンドライフ内証券取引所CapExのCEOが、セカンドライフ・コンシェルジュに直接電話して「LindeX以外のリンデンドル取引所は規約違反」と伝えられた他、複数の通貨取引業者から「直ちに通貨取引を停止するようリンデンラボからメールで通知があった」と連絡があった旨フォーラムに投稿しています。

・New Linden Lab Currency Policy Doesn’t Affect Capital Exchange:SL Capital Exchange Forums
http://www.slcapex.com/forums/topic/general/8014

流れている日本語ツイートを見ても、どうやら事態は「第三者(LindeX以外)によるリンデンドル取引は禁止」という形のようです。

もともとリンデンラボは、その通貨リンデンドルをネット上の仮想通貨ではなくてあくまでゲーム内でのみ許可されるトークンだと定義していました。
とはいえ、セカンドライフ外のネット上でもサードパーティーによるリンデンドル通貨取引が行われていたのは事実であり、ある意味現実世界にも開かれたデジタル仮想通貨と見なされていました。

実際、今年3月に発表された米国財務省事務局・金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)によるガイドラインにも、リンデンドルは仮想通貨としてそれを扱う業者には登録義務が科せられています。

今回の新通貨政策である第三者リンデンドル取引禁止(だったとして)は、ゲーム外での通貨取引の道を閉ざし、リンデンドルの流通はあくまでゲーム内閉鎖空間に留めるのが目的かも知れません。
それによりFinCenへの登録義務の対象外になったり、FinCenによる仮想通貨の定義からリンデンドルが外れるのか、はたまたリンデンラボの目的がそうなのかどうかは不明ですが。

ぼくがセカンドライフをはじめた97年当時は、まだアダルト区分も明確ではなく(たぶんそうだったような)、ギャンブルも高利回りを謳う銀行業もあり、土地転売業者もかなりいました。
なんとなく無法地帯の匂いが漂うワイルドな空間だったのですが・・・。
年月が経過するとともに、法律への適合性も含めて環境はスマートなものに変化していかざるを得ないんですよね、きっと。

昔のセカンドライフを思い出すと、ちょっと寂しかったりもします。

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