グーグルトレンドとトランザクションとビットコイン相場

3日前の「Bitcoin Magazine」に面白い記事がアップされていました。

November 20, 2012
・Where Is Bitcoin? A Look At Some Analytical Data | Bitcoin Magazine
ビットコインはどこに向かっているのか?:いくつかの分析データより
http://bitcoinmagazine.net/where-is-bitcoin-a-look-at-some-analytical-data/

「Google Trends」での「Bitcoin」で検索されたデータとBitcoinチャートの比較データグラフ。


[Picture credit: Bitcoin Magazine]

Google検索数とBitcoin価格の推移が面白いほど相関していますよね。
上記ページでは、今年夏以前は両者のボリュームがかなり接近していたのに、夏以後はそのボリュームが離れていっており、その原因をいくつか推測しています。

個人的には、この相関関係が興味深かったので、自分でも実際にグラフを重ねてみました。
実際の「Google Trends」グラフと「Bitcoin Charts」のチャートを重ねてあるので、ちょと汚いですが。(^^;

やっぱり、変動の推移はかなり相関してます。

他にも「Bitcoin Magazine」記事では、「Blockchain.info」のBitcoinトランザクション・データとも比較していますが、その図がそれぞれ単独で表示されているので、ちょっと比較しづらかったです。
というわけで、こちらもついでに「Google Trends」も加えてそれぞれのデータグラフを重ねてみました。
しっかり重ねてしまうと、その推移がちょっと見にくかったので、それぞれズラしてあります。

このグラフの中で「Number of transactions excluding popular addresses」というのは、全トランザクションからTop100のデータを除いたもの。
というのも、全トランザクション中、「SatoshiDice」というギャンブルサイトのデータがかなりの量になるらしいのです。
とはいえ、そのトランザクションはTop100の40%くらいで、そのTop100を除いたトランザクションデータが有用なのか議論が分かれているところみたい。

「Bitcoin Magazine」記事では、全トランザクションデータよりもそのTop100を除いたデータがBitcoin価格推移をより反映していると書いていますが、確かにそんな感じがします。

これは一年以上の長期レンジでの比較ですが、例えば1ヶ月とかのレンジではどうなのかと、これも実際にグラフを重ねてみました。
残念なことに「Google Trends」のデータは二日前までのものしか出ないので、今回はパス。

これを見ても、まあまあ相関していますね。
ただ、全トランザクションとTop100を除いたもののどっちが蓋然性あるのか微妙なところ。
なんとなく全トランザクションの方がちょっとはイケてるかな、という気はしますが、気がする程度ですね。(^^;

トランザクションデータも、ちょっとは価格推移予測や取引の参考になるかも。

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