「ビットコインのルーツは経済学オーストリア学派に見出せる:欧州中央銀行」(Forbes記事和訳)

ヨーロッパ中央銀行によるBitcoinや仮想通貨レポートのニュース記事ふたつ目。
さすがForbesの記事です。
中央銀行に対する皮肉タップリな記事で、読んでいて痛快でした。

ちなみに、ForbesのBitcoin関連記事は主にJon Matonisさんという人が書いています。
該当記事に掲載されている顔写真を見ると、なんだか「いつもありがとうさんです^^」と思ってしまうです。

相変わらずワケワカメな所もありますが、とりあえず個人的メモ、てことで。

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ビットコインのルーツは経済学オーストリア学派に見出せる:欧州中央銀行

・ECB: “Roots Of Bitcoin Can Be Found In The Austrian School Of Economics” – Forbes
http://www.forbes.com/sites/jonmatonis/2012/11/03/ecb-roots-of-bitcoin-can-be-found-in-the-austrian-school-of-economics/

11/03/2012
Jon Matonis

ECB(ヨーロッパ中央銀行)は、bitcoinとして知られるバーチャル通貨システム・分散型暗合通貨に関する公式中央銀行としてははじめての調査研究を発表した。
ECBのバーチャル通貨とそのシステムに関する慇懃無礼で軽蔑的な表現はしばらく無視し、その調査研究は少なくともひとつの画期的な偉業を生みだした。


[Picture credit: Fobes]

ECBは「Bitcoinの理論的ルーツは経済学オーストリア学派に見出される」という主張により、Bitcoinをオーストリア学派景気循環論はもちろんメンガー、ミーゼス、ハイエク等の誇りある経済学的遺産と永久に結び付けた。
この認識はさらに、1976年の画期的出版「貨幣発行自由化論」により多くの人々を触発したフリードリッヒ・フォン・ハイエクの経済学理論研究に結び付ける直接的証左でもある。

Bitcoinは、それが存続するための権威を求めず、その流通に政治的境界を認めず、貨幣発行自由化の精神を完全に具体化する。
レポートによれば、確かにその筆者はBitcoinを「中央銀行が持つ通貨発行独占権の終わりの出発点」であり「かつての金本位制に触発されたもの」と見なしている。

19世紀および20世紀半ばの経済学者が、インターネットでのP2P分散型構造のように相互接続したデジタル空間を予想しないことは許容できるが、現代の経済学者がそれを想定しないことは許容できないだろう。
彼ら独自のBitcoinとリンデンドルを一括りにした不正確な結論(レポート:48ページ)、そこには今日のECBにおける経済学者がまだ理解していないものがある:

  1. ECBは、通貨創出が低い水準にとどまっている場合、bitcoinは価格安定に危険をもたらさないと断定する。
    これは二つの点で間違っている。

    1. bitcoinは小数点8位までの数値を持ち、新たなbitcoinの生成は上限が2100万と決まっており、通貨の拡大ではなくその採用と使用を通して成長する。
    2. 金や銀その他の貨幣構成を持つものの場合、価格安定は市場の機能であり中央プランナーではない。
  2. ECBは、bitcoinがその低いボリュームと限定された実体経済との接続により、金融安定を危険にさらすことはできないと断定する。
    逆に言えば、bitcoinは金融安定および全体として健全さを増す傾向があると言えるかも知れない。
    Bitcoinの実体経済との接続には、規制され課税される経済に対する懸念があるだけだが、bitcoinは独自に10兆ドル規模または”独自”経済の中で繁栄するかも知れない。
    付け加えれば、その繰り返し行われる市場介入により、誰もECB自身以上には金融安定を脅かす者はいない。
  3. ECBは、bitcoinが現在どのような公権力によっても規制され監督されていないと断定する。
    しかしそれは、ピア・ツー・ピア分散コンピューティングシステム特有の設計特性のためであり、国家が支援する規制はまったく無関係だというのがより正確だろう。
    しかし幸いにも、この結論はまだ私が賛成し勧めることもできるものだ。
  4. ECBは、bitcoinが公権力への挑戦および法的不安定さや非合法活動の可能性に寄与するかも知れないと断定する。
    政治目的のために操作できない通貨単位の導入により、公権力は確かに挑戦されているかも知れないが、bitcoinはいくつかの状況では国家紙幣または代替通貨をはるかに凌ぐ追跡特性を提供する能力を持っている。
    当局がbitcoinに対して最も心配することを見出そうとすると、それは個人やビジネス間での通貨の流れに対して、もはや制限のない身元追跡や違憲の”別件捜査”目的のために利用できないということだろう。
  5. ECBはbitcoinが「そのシステムの使用がかなり増大し、ついにはマスコミ報道を引きつける事件を起すと仮定し、一般の人々が事件に気づき、それがひとつには中央銀行がその仕事を適切に行っていないからだと、中央銀行の評判に否定的影響を及ぼすおそれがある」と結論する。
    それは思い上がっているように見えるが、bitcoin関連のセキュリティ事件が起こった場合、中央銀行の評価が問われることになるので、ECBは支払いに関する担当役割を持つ一般大衆の保護者としてここで述べている。
    まず第一にそれは中央銀行が引き受ける責任だろうか、少なくとも付与された責任などではないし、中央銀行の評判への影響は別にして、私はむしろ商慣習法を信頼することを選ぶだろう。
  6. ECBは、bitcoinは決済手段という共通の特徴において確かに中央銀行の責任の範囲内にあると断定する。
    もちろん、それはあり得ない。
    中央銀行は中央集権的な経済計画的形態であり、したがって彼らが規定する責任ははなから疑わしいものだ。
    Bitcoinは、クラウド・ベースの公の元帳上にある権利譲渡のための唯一限定された存在である無形の数値演算パズルを表している。
    それは、監視目的のための決済手段よりエアギターによく似ている。

さて、金融革新の役割を果たすbitcoinの優れた特性を支持しながら、国家法定通貨の不品行な発行者たるECBがなぜ結局そのような分散的で非政治的通貨により脅かされると感じるのか、彼らは正確に究明する。
そのレポートは、bitcoinに関して下記のことを認める:

  1. 「他の電子払い手段と比較して高い匿名性を持つ」
  2. 従来の決済手段より低い取引手数料
  3. 仲介者不在による「より直接的でより素早い決済および決算処理」

全体的に、基本的に調査と監視の継続を約束して論文を終えていることを見ても、通貨の大君主としての恐れは明白だ。
さらに、庶民のための予測は、世界的視野で可能な救済策と規制上の課題に関する不明瞭な権限だ。

  • 「この状況を克服し、これらバーチャル通貨システムを通して移動する大量の資金情報を得るために可能なひとつの方法は、実体経済とバーチャル経済の間のリンク、すなわち金融環境からバーチャル環境への金銭授受に注目することだ。
    バーチャル口座は、銀行口座振替やカード払い、PayPalのいずれかによって資金供給される必要があり、したがってこの金融機関やカード機構、PayPalからの情報が要請される可能性がある」

しかし、Emirates Bank (Dubai)やMoscow Narodny Bank、KPMG Moscowの元役員Michael Parsonsは、それらの労力が役に立たないだろうと信じており、以下のように説明する。
「Bitcoinは、そのpeers(ピア)と数学により”規制”される。
また、Bitcoinは法定不換紙幣のような通貨ではない。
その価値は、ただそのユーザーによってのみ価値を与えられる転送システムだ。
したがってECBやFEDその他は、それをただ「bitcoin」と呼ぶだけで、”バーチャル通貨”をコントロールする権限はない。
それはまさにアンダーグラウンドになるだろう。
Bitcoinは光や空気に似ている。
使用や転送はフリーだ。
人々によって発行され、人々によって所有される、それは決して国家によってではない」

それは、中央銀行家が安全な海岸線に集まり、地平線上に危険で不安定なバーチャル通貨が接近するのを見ながら、快適に協議していている、そんなイメージを喚起する。
James Turkがbitcoinの類似物に関して言ったこと。「ボートの中で立ちながら海岸を見ていたら、それはボート(通貨)だ – 陸(ゴールド)じゃない – 上下に揺れている」
(※ここのセリフはワケワカメ(^^;;)

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